平成26年8月3日(日曜)、宇土市神馬町にある中世宇土城跡(西岡台)にて、イベント「宇土城跡体験発掘」を実施しました。
中世宇土城跡は、14世紀前半から16世紀後半(南北朝時代~安土桃山時代)にかけて、宇土を治めた宇土氏や名和氏の居城として使われた城跡です。昭和54年に指定された国指定史跡でもあり、宇土市ではこの城跡の構造解明と、それに基づく史跡整備を目的として継続的に発掘調査を行っています。
今回のイベントは、その発掘調査現場を利用して行ったものです。最初に職員の案内により城跡の見どころを散策した後、発掘調査現場の説明と、実際に土を掘ってみる体験発掘を行いました。市内外から訪れた子どもや歴史愛好家たちは、未解明の部分も残る宇土の歴史や城跡の構造に想いを馳せました。発掘作業の体験では、時折出土する土器に興奮する子どもたちの笑顔がみられました。
「オオテ(大手)」と呼ばれるここは城の入口と推定されている。
底には大きな石が沢山…