男女共同参画社会とは男女共同参画社会の定義(男女共同参画社会基本法第2条)
「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」
男女共同参画社会とは、男女がお互いを尊重しつつ、喜びも責任も分かち合い、「男は仕事、女は家庭」といった固定的な性別役割分担意識にとらわれず、自分らしく個性と能力を発揮できる社会のことです。
宇土市における男女共同参画の動き
『男女共同参画社会』づくりは、少子高齢化や経済のグローバル化など、急速な社会情勢の変化に対応していく上で、必要不可欠なものです。
平成11年、国は『男女共同参画社会の実現は、21世紀の我が国社会のあり方を決定する最重要課題』であると捉え、「男女共同参画社会基本法」を制定しました。また、県においては、平成14年に「熊本県男女共同参画推進条例」が施行されています。
今日まで、雇用や労働、育児、介護など、様々な分野の法律や計画が整備され、男女共同参画社会の実現を目指した取り組みがなされてきました。
宇土市においても、人口減少や少子高齢化、家族形態や雇用形態の多様化といった社会情勢の変化に対応していくため、平成15年に「宇土市男女共同参画推進計画」を策定し、平成16年には「宇土市男女共同参画推進条例」を制定しました。また、平成23年には「第2次宇土市男女共同参画推進計画」を策定し、皆様のご理解・ご協力のもと、男女共同参画の実現に向けた各種施策を総合的かつ計画的に推進してきました。
そして現在、平成31年度を初年度とする「宇土市男女共同参画推進計画(サイト内リンク)」を策定し、取り組みを進めています。これから8か年をかけ、市民・事業所・各種団体の皆様と協同し、男女共同参画の推進に取り組んでまいります。
身近なところに、男女共同参画って関係しているんですね!
家庭で
- 我が家には、介護が必要な祖父がいます。両親が共働きで、父が仕事で早く帰ったときは、祖父をお風呂に入れています。風呂あがりの祖父は、いつも笑顔で「きつかったね、気持ちよかったぁ、ありがとう」と父を気遣いお礼を言います。
- 今日は日曜日。ご飯や洗濯、掃除などの家の仕事は母だけでなく、家族みんなで協力します。お昼は僕とお父さんでカレーライスをつくりました。家族みんな「おいしい!」と言ってくれてうれしかったです。
地域で
- 私が住む地区に、初めて女性区長が誕生しました。地区の祭りや行事を企画をする会合でも、女性が積極的にアイデアを出すようになったし、今まで男女別れて座っていたのが、最近は一緒になって話し合い、明るい雰囲気になりました。
- 最近、地区のボランティア活動に男性の姿を見かけます。「子どもと参加し、一緒の時間を過ごしています。しかも地域のお役に立てて一石二鳥です」と話していました。
学校で
- オリンピックを見てサッカーが大好きになりました。サッカーをしたいけど、部活は男子ばかり…女子も入れるように先生にお願いしたら入部していいって!ドリブルで男子を抜く瞬間は最高です!その後何人か女子も入部して、もうすぐ女子サッカー部が出来るんだよ!
- 僕のクラスは女子が多いのに、重たい荷物はいっつも男子!学級会で「男女協力しようよ」って提案したら、みんなも賛成してくれて、女子もプランター運びを手伝ってくれました。
職場で
- 私の趣味はドライブ。車の運転はだれにも負けません。趣味が高じて運送会社に就職しました。男性と一緒に重たい荷物も運ぶけど、責任ある仕事を任されている充実感で、毎日仕事が楽しいです。
- 僕の先輩が、男性で初めて育児休暇を取りました。この間家に行ったら、「毎日大変だけど、子どもの成長が見れてとても楽しいよ」と笑っていました。僕ももうすぐ子どもが生まれます。上司と妻に相談して、育児休暇を取ってみようかなぁ。