日頃から災害に対する備えを万全に
東日本大震災や平成26年8月に広島市北部を襲った豪雨による土砂災害などは、私たちの想像をはるかに超えた被害をもたらし、被災地では今もなお復興に向けた努力が続けられています。
伝えられる被害の大きさには、災害から自分や家族、地域を守ることの厳しさ、難しさを改めて思い知らされました。
大災害はいつ発生するか分りません。分らないからこそ、私たちは対岸の火事としてではなく、自分たちのこととして、大災害に備える必要があります。
災害に対する日々の備え万全に
普段の心がけ
- 日頃から天気予報に関心を持ち、梅雨時季や台風が接近している時などは、大雨・洪水などの警報や防災情報に注意をしましょう。
- 避難場所・避難経路を家族全員で確認し、安否の確認ができる方法も決めておきましょう。
- がけ崩れなどの災害が発生しやすくなる梅雨の時期には、もう一度家の周りや近所を点検し、危険箇所などを把握しておきましょう。
- 緊急時の携行品を日頃から準備し、ひとつにまとめておきましょう。
避難する時は
- 危険が迫った時は、市や警察・消防等から避難の呼びかけをしますので、防災行政無線や広報車に注意しましょう。
- 避難の呼びかけがなくても気象情報に注意し、早めの避難を心がけしましょう。
- 近所のお年寄りや、子どもなどの避難についてはお互いに協力しましょう。
- 避難路は高い道路を選び、側溝や水路などに注意しましょう。
- 慌てず、落ち着いて行動しましょう。
- 火の始末と戸締りを確実に行いましょう。
- 災害時に危険が迫っているが、安全な場所まで避難する時間がない場合は、安全な場所と空間を確保するために上下垂直方向に避難する「垂直避難」を心がけましょう。
あなたの地域に自主防災組織はありますか?
大規模な災害が発生した場合、消防署などの防災関係機関は全力をあげて救助活動を行います。しかし、ライフラインや交通網の寸断、同時に多発する火災などにより、十分な救助ができないことも考えられます。
そのようなとき、頼りになるのが隣近所の助け合いです。この助け合いを地域で組織化したものが自主防災組織で、被害の軽減や復旧の大きな力になります。
市では、「自分たちの地域は自分たちで守る」という共通の目的をもって、地域の皆さんが自発的に結成する自主防災組織の各地区での設置率100%を目指しています。
未設置の行政区につきましては、市から説明に伺いますので、設置に向けて検討いただきますようお願いします。
また、既に設置をされている行政区におかれましても、地区の総会や集まりなどの機会を捉えて、訓練の実施や話し合いなどの活動をお願いします。
その他、訓練のやり方やわからない点などありましたら
危機管理課 電話番号:0964-22-1111(内線212・213)までご相談ください。
災害時に力を発揮するためには、日頃からの活動を通し、地域の連携やコミュニケーションを深めておくことが重要です。
地区 | 行政区数(A) | 設置行政区数(B) | 設置率(B/A) |
---|---|---|---|
宇土地区 | 46 | 33 | 72% |
花園地区 | 21 | 19 | 91% |
轟地区 | 14 | 11 | 79% |
走潟地区 | 8 | 8 | 100% |
緑川地区 | 9 | 8 | 89% |
網津地区 | 25 | 25 | 100% |
網田地区 | 34 | 34 | 100% |
全体 | 157 | 138 | 88% |